システム手帳は、目標達成や自己実現に向けた計画立てを支援するためのツールです。
その中で自分が達成したい目標を明確にすることも大切ですが、その方法の一つに、S.M.A.R.T (Specific, Measurable, Achievable, Relevant, Time-bound) の目標設定法があります。
今回は、S.M.A.R.T (Specific, Measurable, Achievable, Relevant, Time-bound) の法則についてお伝えします。
手帳と相性がいい【S.M.A.R.Tの法則】で目標をより達成しやすい環境を作る
S.M.A.R.Tの法則 の5つのポイント
S.M.A.R.T (Specific, Measurable, Achievable, Relevant, Time-bound) は、目標設定のフレームワークです。このフレームワークは、目標設定のための5つのポイントを提示しています。
この5つのポイントを把握し、適切に適用することで、明確で達成可能な目標を設定することができます。
これらの各要素を分解し、目標を達成するのに役立つ学習方法などの例を考えてみたいと思います。
Specific(明確)
目標は明確に定義されている必要があります。何を達成したいのか、何が必要なのかを明確にする必要があります。
例えば、
- 「1年間で英語のスキルを向上させる」から「毎週2時間、英語の本を読んで英語のスキルを向上させる」
- ピアノを演奏できるようになりたい目標があるならば「毎日30分ピアノの練習をする」
などの明確で具体的な目標を設定できるととても効果的です。
Measurable(計測可能)
明確な目標を定義したならば、目標の達成度合いが計測可能である必要があります。
これにより、進捗状況を把握したり、達成に向けてアジャストメントができます。
例えば、
- 「毎週2時間、英語の本を読んで英語のスキルを向上させる」から「毎週2時間、英語の本を読む+毎月1回のテストで英語のスキルを評価する」
- 毎週読んだ本の数や、新しく覚えた単語の数を記録する
- 「毎日30分ピアノの練習をするとともに、練習曲を選び、達成状況を記録する」
という流れになります。
Achievable(達成可能)
設定した目標はもちろん達成可能である必要がありますし、リソースや技能、スケジュールなどに照らして達成可能な目標を設定する必要がありますし、現実的で手の届く範囲にある必要があることを意味します。
例えば、「毎週2時間、英語の本を読む+毎月1回のテストで英語のスキルを評価する」という目標がスケジュール的に達成できそうにないと判断した場合、
- 「最低でも毎週1時間、英語の本を読み、毎月1回のテストで英語のスキルを評価する」
と柔軟に対応した方がやる気もモチベーションも長続きします。
ピアノを演奏できるようになりたい目標に関しては、
- 「練習曲はピアノの入門者向けの曲を選び、毎日30分練習する」
と、練習曲の難易度を下げたほうが達成しやすく、継続させやすくなります。
Relevant(関連性)
目標は人生やキャリアにとって適切なものである必要がありますし、他の目標とのバランスも考慮する必要があります。
「1年間で英語のスキルを向上させる」目標の背景には何があるのか。
「仕事で英語を頻繁に使う部署に異動する」ことが隠れているかもしれませんし「旅行に行く計画のため」かもしれません。
ピアノを演奏できるようになりたい背景には「ピアノを演奏することで、自分自身の嗜好を楽しむとともに、仲間や家族との楽しい時間を過ごすことができる」と考えているかもしれません。
目標の達成が自分の利益や幸福につながっていることをしっかりと認識しておくことがとても大切になります。
Time-bound(時間的制限)
目標の達成期限が設定されている必要があります。
これにより、達成意欲が高まり、目標達成に向けた努力が促進されます。
- 「2024年3月までに、最低でも毎週1時間、英語の本を読み、毎月1回のテストで英語のスキルを評価する」
- 「毎日30分ピアノの練習をすることを3か月間続け、初めての演奏会に参加する」
単純に期限を設けるだけなので、それほど難しく考える必要は無いですね。
まとめ
S.M.A.R.T に従って目標を設定することで、目標達成に向けた具体的な計画が立てられます。目標達成につながる行動をスケジュールに組み込む、これにより、達成意欲が高まり、目標達成に向けた努力が促進されます。
システム手帳は、目標達成や自己実現に向けた計画立てを支援するためにはとても使いやすいツールです。
システム手帳を使うことで、自分の夢や自己実現に向けた計画の立て方がやりやすくなります。自分のライフスタイルやスケジュールに合わせて、システム手帳×S.M.A.R.Tの法則を活用し、カスタマイズして使ってみてください。
手帳と相性がいい【S.M.A.R.Tの法則】のお話でした。