近年、子供の語彙力の低下が問題視されているようです。
文章を読みよく力はもちろん、文字を書く機会もだんだん減ってきております。
書くという行為は脳の発達にも大変良いことなので、その機会が減ってしまうのは勿体ないですよね。
自分にも小学校低学年の子供がおりますが、学校では児童の筆圧の低下もあり、鉛筆の種類もHBではなく、2Bを使えと指定があるそうです。
また、スマートフォンに対する興味はもの凄く、少し触らせれば勝手に扱い方を見出し、いつの間にか操作を覚えていきます。
「動画をみたい!」
「ゲームをしたい!」
と、しょっちゅう言われています(笑)
今回は、パソコンやスマートフォンではなく、子供が自ら考え文章を作成し、文字を書く機会を増やすと共に、コミュニケーションツールのひとつになればと計画した「子供用リフィル」をご紹介します。
子供とのコミュニケーションツールとしても手帳はおすすめ|作成した子供用手作りリフィル(第一弾)のご紹介
子供が楽しく、自ら文字を書く機会を増やそう
早速ですが、エクセルで作成した子供用リフィルがこちらです。
子供が楽しく、自ら文章を考えて書く機会を増やそうと思い作成しました。
左のページは、なんてことは無い、凄く普通の週間リフィル(ウィークリーリフィル)です。
週の始まりは月曜日からスタートすることとし、自分でその週の曜日に該当する日にち(数字)を書き込むようにしてあります。
語彙力の問題といっても、学習としての分野に関しては、その道のプロの方々が出版されている多種多様な学習ドリルなどが売られているので、問題を解くような学習ならば、そのような学習アイテムにお任せした方が上手くいくと思います。
学習としてではなく、毎日、自分の事を楽しく書けるようになるためのリフィルを作成したつもりです。
記入内容としては、一日の頑張りたい事や目標を定めたり、振り返りや反省を記入するようにしました。
自分で毎日の予定を立てて行動し、振り返る。
自分で計画したことや考えたことを自分で文章化し、自分の字で書く。
決して複雑にせず、まずはこのくらいで良いと考えています。
右のページには、最近学習ドリルなどで学習している漢字やアルファベットなどの文字を、自分で決めて書くようにしました。
平日は2個、土曜日と日曜日は1個です。
読み方を聞いてきた漢字や、よく目にする漢字やアルファベットなどでもいいと思います。
「今日は何の文字を書こうかな」
と、字を意識して探したり見たりする視点も加わり、アンテナが広がればいいなという思いです。
さらに、毎日食べたものをチェックできるチェックシートも作成しました。
こちらは子供がよく見ていた月間チャイルドブックの本の中に記載されていたことを、チェックリストとして自作いたしました。
「○○を食べたら、体のなかでは△△のためになっているんだ」
と振り返れるリストです。
毎食の献立を記録することも考えたのですが、今回は、今日一日の食べたものを、書いてある表を見ながら思い出してチェックする方式にしました。
1週間の最後には、パパとママがハンコをおしてみたり、サインをしてみたり、シールを貼ってみたりと、なにかしらのアクションを残せるように小さいマスを設けました。
ここに何かしらの印が欲しくて、子供は書いたものを見せにくるという流れです。
こちらの子供用の週間(ウィークリー)リフィルはダウンロードしてお使いいただけます。
まとめ
今後も違うパターンを考えているので、今回は「第一弾」といたしました。
第二弾として「子供用の月間(マンスリー)リフィル」を作成した記事もあります。
大人だけでなく子供も手帳を使うことで、自ら考えて文字や文章を書く機会を増やし、更には親子のコミュニケーションツールの1つとして、子供用のリフィル「週間(ウィークリー)リフィル」を作成していましたが、今回は、新たに作成した子供用リフィル「月[…]
実際に書かせてみると、自分の思っていることを文字にするのは、喋るのとは違い難しいらしく、結構頭を悩ませています(笑)
ましてや、自分のやりたいこと・頑張りたいこと・目標・振り返りなどには、これといって正解が定められていないので、ひとつの単語だけ書いてしまうことも多々あります。
その時は、
「文章化したらこうなるよ」
と具体例を示し、少し手伝ってあげる必要があります。
日記では文章が長くなり、書くことに疲れてしまいそうだったので、1つ2つの短い文章で構成・完結でき、継続のしやすさも視野にいれました。
子供を見ていると、
「自分の事をもっと見て!」
「自分の事をもっと話したい!」
という気持ちが伝わってきます。
こちらから問いかけなくても、
「今日は○○をしたよ」
「○○ちゃん(くん)と遊んだよ」
など、たくさん話してくれます。
子供の「こうしたい」「ああしたい」を文章化させることで、
想像して書く機会・思考を文字によって表現化する機会と、1日の予定や目標を立てる考え方、さらにはその予定や目標を立てた1日の集まりで形成された1週間をイメージする想像力も養えればいいなと思っています。
そして、子供が書いたことを親子で共有し、コミュニケーションをとりながら、共に1週間を過ごしていける、新たな楽しみとなるようにしたいです。
子供用手作りリフィル(第一弾)の紹介でした。