子供に家事のお手伝いや、遊んだおもちゃの片づけをお願いしたところ、いざその時が来たらすっかり忘れられていたり、意識して取り組んでもらえなかったりしてイライラした経験はないでしょうか?
私自身もイライラする時がありますが、妻は子供と接している時間が私より断然長い(多い)ため、私以上にイライラが募るばかりです。
何回も同じ話や、同じお手伝いをお願いしているのにもかかわらず、すぐに忘れられてしまいます。
「子供とはそういうものだ」と片付けてしまうのではなく、教育の一環としても、どうにか意識・行動してほしいですよね。
今回は、そんな悩みを解決するべく、我が家で行っている【目標共有シート】のご紹介です。
こちらのシートを自作し、使用するようになってから、家族間のイライラや不満が減り、家族間でのお互いを励ますような会話のキャッチボールも増えました。
家族同士お互いの考えやタスクを可視化して共有できる【目標共有シート】のご紹介&レビュー|目標共有シートで家族間や子供への不満を解消しよう!
お互いに対する思いを可視化し、共有する
早速ですが実際に使用している自作した「目標共有シート」がこちら
はい、非常にシンプルですね(笑)
これだけです(笑)
この単純なシートに、
「家族みんなの目標や子供たちへのお願い(お手伝い)ごと」
を書き込み、家族みんなが見えるところに配置するだけです。
目標といっても、大それたモノではなく、家族間で設定するような、個人の家庭内目標や約束ごと、お願いごとなどです。
たったこれだけで子供たちは書き込まれている目標やお手伝いをしようという気持ちが備わり、行動に表れてきます。
子供たちに毎日の決まったお手伝いをお願いするとき、毎回同じお願いをしているのにも関わらず、いつも忘れられていたり、なかなか手伝ってもらえずにイライラしたり、怒ったりしてしまいがちですが、目標共有シートにお互いに対する思いや要望、目標やお手伝いしてほしいことなどを書き込み、可視化して共有するだけで、子供だけでなく大人も意識が変わります。
目標共有シートの基本的な使い方
目標共有シートの基本的な使い方としては、一枚のA4用紙に2日分記入できるようにし、自分の名前の欄に「今日の目標」を書き込みます。
一枚で2日分にした理由は「今日の目標」を決める際に、昨日の目標を振り返れるようにするためです。
毎日毎日異なる目標を掲げることはすごく大変ですし、大変だと思ったり感じたことは長続きしないと考え、昨日と同じ目標を掲げてもオッケーにしてあります。
まずは毎日ひとつの目標を設定していき、慣れてきたのち2つ、3つと増やしていく予定です。
この中には子供にお手伝いして欲しい事も目標として設定していきます。
お互いに考えていることや相手にお願いしたいことが可視化できると、相手の気持ちを事前に汲み取ることができるので、お互いを尊重することができますね。
ちなみに我が家は5人家族ですので、5人分で作成してあります。
一番下の子はまだ赤ん坊なので、目標設定ができるようになるまで、まだまだしばらくかかります(笑)
点数の欄には「自分が設定した目標が達成できたか?」を家族間で話し合い、達成できたと思う人に1人一票入れていく方式をとっています。
我が家は5人家族なので、1人当たりの最高得点は5点となります。
反省会や得点の話し合いは、みんなが顔を合わせる夕食の時や、家族揃って団らんできる場面などでの話し合いが望ましいと思います。
まとめ
こちらのリフィルはダウンロードしてお使いいただけます。
こちらのシートを使用してから、子供を怒ったり、怒鳴ったりすることが少なくなったと感じます。
子供を怒る前に行動を促すことが出来るようになり、子供も目標シートを意識して行動できるようになってきました。
字が読める子供は、見やすい場所に置いてある「自分で書いた目標」を意識していますし、お父さんやお母さんの書いた目標についても、出来ていなかったり、忘れ気味だったりすると、ちゃんと教えてくれます(笑)
相手にやってほしいことを書いてもいいですし、それぞれのやりたいことの目標を書いてもいいですよね。
我が家では最初は100均で購入したホワイトボードを使用していました。
ちなみに一番下の欄は2番目に小さい子供の欄で、「おしごと」とは、ご飯の前の箸並べやお手拭きの準備などです(笑)
しかしホワイトボードでは、翌日の新しい目標を書こうとすると本日の目標を消してしまって残らないため、保存も出来て見返せる紙にきりかえました。
「~を行う」系の目標もいいですが、
「きれいな言葉使いをする」や
「ありがとうをちゃんと言う」は結構オススメです。
家族みんなで楽しみながら気軽に行えるので、一度試してみてください。
家族の「目標共有シート」のご紹介でした。